機構長挨拶

理事・副学長(研究・将来構想・高専連携担当)
技術科学イノベーション研究機構長
若原 昭浩
令和4年9月1日に「技術科学イノベーション研究機構(RITI)」の第3代の機構長を仰せつかりました。
技術科学イノベーション研究機構(RITI)は平成28年4月1日に設置され、その役割は、エレクトロニクス先端融合研究所(当時)、リサーチセンター、先端共同研究ラボラトリー、イノベーション協働研究プロジェクトを戦略的に企画・推進・管理・公開していくことです。特に、令和5年4月には、エレクトロニクス先端融合研究所に学内の4つのリサーチセンターを統合して、新たに「次世代半導体・センサ科学研究所」として機能強化(組織改編)しました。令和7年度には研究所に併設する新たなLSI研究棟が完成予定となっており、これまでのセンサを核にした融合研究を一層強化するとともに、センサ開発から社会実装までを一気通貫で進められる体制を築いていきます。また、イノベーション協働研究プロジェクトは、大学と企業との大型マッチングファンド形式で行う新しい試みで、イノベーション創出を目論み、成果が出つつあります。機構の運営においては、研究推進アドミニストレーションセンター(RAC:Research Administration Center)がプロジェクトの企画、契約、法務、知的財産創出と管理等、研究支援をし、順調かつ円滑に運営がされています。
本学は、法人化以降、文部科学省の大型事業である、研究大学強化促進事業、博士課程教育リーディングプログラム、スーパーグローバル大学創成支援事業、国立大学経営改革促進事業等に採択されています。これらの文部科学省の教育・研究・経営改革事業に複数採択されているアクティブな大学として、今後は、オープンアプリケーション方式により、エレクトロニクス技術を核に、ロボット、人工知能(AI)・IoTなどの情報通信、医療福祉・生命工学のライフサイエンス、化学・新材料、農業、耐震・防災、環境・都市工学分野等との積極的な異分野融合により先端研究を強力に推進し、いくつもの突出した研究を生み出し、イノベーションを核にした創造的な新産業の創生を目指しております。